九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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三十三・七

砥石・炭を使う磨き作業 「最初から最後まで自分が関わる仕事。全てに関われるからこそ、全ての責任が自分にある。良いも悪いも依頼主のリアクションが見れるのがありがたい。だからこそやり甲斐がありるのだ」と話してくれた。 多くの仕事がお客さんが見えない。 本来の物づくりとは自己満足ではなく、使う人と接することで生まれるのだと感じた。 だからこそ、それが技術の向上に繋がるのではないだろうか。  山本合金製作所 山本晃久さん  京都府京都市  Date.2014.09.02