九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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五十・五

細く赤い線で描かれる文様が美しい。 学生の頃に一目惚れし、加賀へ行き修行をした。 「日用品」ではなく「工芸品」となった今の時代、職人が自分一人で活動していくには、製作から販売まで一括して行わなければならない。 しかし、それは単純に時間的に厳しいのが現状。 作り手にとって最大の仕事は作ることであり、どう広げていくかという問題には手が出しにくい。 そういった若手の作り手を支援するために立ち上げられたのが種田さんも属する京都職人工房という団体である。 定期的なイベントなどで国内外に伝統工芸を発信している。 作り手等にとっては他工芸技術者との交流は少ないものだが、ここにはその「場」があり、それが作り手にとって新たな作品への意欲と創造へと繋がっている事が素晴らしく思う。 絵付師 種田 真紀さん  京都府京都市  https://www.facebook.com/maki.oida.5  Date.2014.11.26