九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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四十六・五

〜伊勢型紙師〜 21歳からこの仕事をしている生田さんはこの道47年。 突き彫りを得意とする。 写真の型紙は生田さんと那須さんの共同デザインのもの。 生田さんは、より新しいもの、より難しい物に挑戦する。それでいて、自分の作業リズムは絶対に崩さない。 職人でありクリエーターである。 刃先を安定させる手。その小指は長年の作業で癖が付いていた。  伊勢型紙彫刻 生田 嘉範さん  三重県鈴鹿市  Date.2015.01.19