九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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二十一・八

何にでも言えるが、技術と一緒に考え方や精神も受継いで行くと思う。 人それぞれ、日常の生活で「見る」行為が違っているのは確かだ。 着物織りの70歳近い職人さんが、今でも街に出ると若い着物姿の女性を目で追って流行を観察してしまうと言っていたのを思い出す。  岡山工芸 京都府京都市  http://www.okayama-kougei.com  Date.2014.01.24