九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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四

〜絞り染職人〜 73歳、京都の伝統工芸である絞り染の工芸士。 これぞクリエイターと痛感させられた人だ。 小さな工房で一人、朝から夕まで作業をし、観光客の絞り染体験、次世代に伝えるための小学校への出張絞り染体験授業、新作の開発。 土日も休む時間がないと言う彼は疲れた様子もなく、その活力に圧倒されてしまう。モノ作りが純粋に好きなんだと感じさせてくれる。 しかも、今日は夜から仲間とテニスクラブにいくそうだ。  京の絞り工房KAWASAKI川崎安造さん 京都府京都市  http://www.geocities.jp/kawasakisibori/  Date.2013.11.06