九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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二・五

京都の伝統工芸、清水焼。 伝統工芸の仕事、職人の仕事と言うのは確かに華やかな事ではなく、根気のいる職だ。 今の時代、修行の中で「続ける」事が一番難しいと話していた。 「継続と人生」 世界は、安全で、平和で、希望に満ち溢れていて、努力すれば出来る、努力すれば必ず夢は叶う。 そんな事は決してない。世界はもっとシビアで危険な中にある。 その中で、継続していく彼等の人生への貪欲さに憧れを思う。  京焼・清水焼 雲楽窯 京都府京都市  http://www.unrakugama.com  Date.2013.11.07