九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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三

大正15年創業の諏訪田製作所はニッパー型SUWADA爪切りで有名である。 爪切りという限られた市場でそれを作り続けるだけではなく、日々進化した爪切りを開発し続けている。 また、工場にはショップとカフェが隣接されており田園風景とのギャップに驚いてしまう。 職人の中で最年長の彼は、ヘッドフォンで音楽を聞き、士気・インスピレーションを高め製作に臨む。  株式会社 諏訪田製作所 新潟県三条市   http://www.suwada.co.jp  Date.2013.11.19