九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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七

〜西陣織職人〜 京都の伝統工芸である錦の織物工房。 錦織はあらかじめ染めた糸を3次元に織り込むことにより細かな表現が可能であり、それだけで意味をなす美術品だ。 この製織までに至るには70以上もの工程があり、それぞれに専門の職人がいる。 また、古代の図柄の復元、技術の継承にも力を入れており、受け継ぐ難しさと、「伝統」というモノがいかに次世代にとって重要な事かを考えさせてくれた。  株式会社 龍村光峯 京都府京都市  http://www.koho-nishiki.com  Date.2013.11.07