九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

Show More
Show More
四十三

〜蒔絵師〜 漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法である。(wikipediaより) 多くの方が古典的な図柄を認識しがちな蒔絵。 そこに自分の個性を織り交ぜることを大切に考えている坂口さんの描く図柄は、輪島という土地柄もありヤドカリなどの可愛らしいモチーフが印象的。 ブログなどではお子さんとの出来事なども投稿されており、彼の作品からは家族で浜辺を散歩している情景が浮かぶ。 個性的な作品とは、作家の心情や生活、生き方に大きく影響するのだと改めて感じる。 そう考えて客観的に自分の作品(写真)を見直す良い機会になった。 今の自分は作り手をどう見ているのだろう?  蒔絵師masa 坂口 政昭さん  石川県輪島市  http://makieshimasa.com/  Date.2014.12.01