九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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三十七

〜杼職人〜 「杼」とは機織りの道具。 使う機、織り方、織物の内容、織る時の手の感覚、癖までも考慮して作る京都西陣に残る最後の杼屋。 81歳の長谷川さんはこの道61年。 子供の頃から父親の仕事を見て覚えた。 「全国からの発注が有り、買って頂いた方からの手紙、「使いやすい」と言ってくれるのが一番の励みになる」  長谷川杼製作所 長谷川 淳一さん  京都府京都市  http://senryogatsuji.com/search/pages/hasegawa.html  Date.2014.09.02