九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

Show More
Show More
二十八・五

船は20年30年は優に残る。 だからこそ、良い素材、悔いの無い仕事をしている。 自分達が今評価されているのは先代がそうやって来たからであって次に残すためにその精神を伝えたい。 そのうえで、「伝統」にこだわり過ぎず、新しく良いものは取り入れることが大切だと話してくれた。  佐野造船所 佐野龍太郎さん 龍也さん 東京都江東区  http://www.sano-shipyard.co.jp  Date.2014.06.23