九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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四十六

〜伊勢型紙師〜 着物などの生地を一定の柄や紋様に染色するために使われる型紙。 ここで使われる紙は以前取材した美濃和紙を加工して作られる。(No.26) 作業がし易いよう斜めになった「当て場」という作業台での作業。 奥が師匠の生田さん。手前が弟子の那須さん。  伊勢型紙彫刻 生田 嘉範さん 那須 恵子さん  三重県鈴鹿市  Date.2015.01.19