九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

Show More
Show More
四十二・七

鋳造で作った製品を仕上げる。 製品を自在に操れるよう独特の台座に足で固定する。 中国上海でも展示会用に提供している。 中国や世界には知られていない、素晴らしい職人は沢山いる。この場所でやる上で恥じない仕事を心掛けていると話してくれた。  山崎蝋型工芸 山崎 誠一さん  京都府京都市  Date.2014.11.26