九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

Show More
Show More
三十七・七

昔、父が作業していた場所に淳一さんが座り、淳一さんが修行していた場所で妻の富久子さんが作業する。 夫の仕事を支えてきただけではなく、楽しい話を織り交ぜながら仕事の話をしてくれた。 伝統工芸という手仕事が今後も残るには、技術の継承ももそうだが、何よりその人の人柄が大切だと思う。 お二人に会いそう感じた。 長谷川杼製作所 長谷川 淳一・富久子さん  京都府京都市  http://senryogatsuji.com/search/pages/hasegawa.html  Date.2014.09.02