九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

Show More
Show More
三十四

〜鍛冶職人〜 スプリングハンマーでの鍛造 昔から刃物の町として栄えた大阪・堺の鍛冶屋。 堺では分業製造で行われている。 例えば鍛冶屋としての仕事をし、磨き職人に依頼すると、「こんな下手な鍛冶仕事しやがって」と返される事もあるという。(逆も) そこが分業制の良い所で、お互いが監視しあうことで切磋琢磨し、結果完成度の高い物が生まれる。  水野鍛錬所 水野 淳さん  大阪府堺市  http://www.mizunotanrenjo.jp  Date.2014.09.01