九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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三十三

〜鏡師〜 「せん」で鏡の表面を削る作業 平安時代、中国から伝えられた銅鏡。 和鏡として広く使われ、明治には硝子の発達に伴い減っていった。 先代方が伝えてくれた技術を、今では古代の真土型鋳造法の技能保持者・鏡師としてだけではなく、より広く伝える為に様々なイベント・活動に参加している。  山本合金製作所 山本晃久さん  京都府京都市  Date.2014.09.02