九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

Show More
Show More
二十三

〜桶職人〜 伝統技術の桶職人 祖夫が働いていた50年前は京都に200件あった桶屋も、今では4,5件になってしまったそうだ。 父が育てた職人は彼一人。 受継いだ技術・精神・哲学が無くなるのは忍びないと話す彼は、それを現代にどう残すか。職人として新しい取り組みをしている。  中川木工芸 比良工房 中川周士さん 滋賀県大津市  http://www.grass-garden.com  Date.2014.01.25