九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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十七

〜京友禅 糊置職人〜 この道50年、72歳の職人。 伺った時、ちょうど舞妓さんの帯を製作していた。 次の挿友禅工程で色が他に移らないようにする為に下絵に沿って糊を引いていく作業。 若い頃は一息で引けた線も今は難しいと笑いながら話してくれた。  糊置工程職人 伊東栄一さん 京都府京都市  染匠市川株式会社 京都府京都市  http://www.sensyou-ichikawa.com  Date.2014.01.22