九十九の作り手  日本各地

 日本には古くから、付喪神(つくもかみ)という信仰がある。

長い年月を経て古くなった物に、神や霊魂などが宿るという観念で、

その物の扱い方により、宿る神は善にも悪にも振れるとされてきた。

つまり、人々は物に対してその物以上の尊敬の念があったのだろう。

物自体に意思が生まれるという観念は他にはなく、日本固有のものだ。

その観念は、古来より外から伝えられてきた技術を

独自に築き上げてきた「作り手」から生まれたのではないだろうか?

多くの製品が海外で生産されることを余儀なくされている昨今、

今でも尚、先代を継ぐ彼等、九十九の「意思」とその「意味」を今一度見直してみる。

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十四

〜鍛冶職人〜 切出専門の鍛冶職人 家庭の事情により始めた仕事。 父は何も教えてくれず、技術は見て覚えてきた。 今ではこの仕事に就いて良かったと話す。 自宅にいるより工房で過ごす時間が長く、この場が落ち着くそうだ。  増田切出工場 増田健さん 新潟県三条市  Date.2014.03.11